過去に書いていた「gooブログ」では「園芸豆知識」というジャンルがあったのだが、ブログの引っ越しに失敗をして今は見ることも出来無くなってしまい、それをまた改めて書き直してみようかと。
で、第一回は「根腐れの原因は水のやりすぎなのか?」という話です。
正直、園芸書やネット上の園芸サイトのほぼすべてで「水をやり過ぎると根腐れを起こす」と書いてあるのだが、果たして本当のそうなのであろうか。
って言うか「水のやりすぎ」とばかり書くだけで、一体どのくらい水をやったら根腐れを起こすかに関して書くところはどこにもないのです。
水のやりすぎ。
いったいどのくらいやったら「やり過ぎ」になるのか?。
この件に関しては明確な基準が全く示されていないため、多くの初心者が過度に不安だけをいだき、その結果「水不足で植物をダメにする」という問題が多発するのです。
しかも・・・・。
この論理が正しいとすると・・・・。
「球根の水栽培」も「野菜の水耕栽培」「観葉植物の水挿し」サボテンなどの実生で行われる「腰水管理」はどうなるのか。
かつて「それらは別だ」などと言う輩もいたが、一体どこが別なのか。
それでは何故「水をやり過ぎると根腐れを起こす」というようになったのか。
正直、私もいつ頃からそう言われるようになったのかまではよく知らないが、少なくとも「戦前に出版された園芸書」にはそう書かれていたのを読んでいます。
つまり、かなり昔からそういわれてはいたが、それは一般の素人の間だけであって、花卉生産農家ではそのようなことは言わないのです。
って言うか、私の従兄弟が昭和30年ごろに花卉生産農家になり、私もよく手伝ったこともあるのだが、よく言われる「土が乾いたら水をやる」などと言うことはせず、ほとんど土の乾きに関係なく、「毎日ほぼ同じ時間に水をやる」が基本だったのです。
夏場の乾きが早い時だと「朝夕2回」もあるが、これも土が乾く前にやります。
そうしないと、次の水やりまで持たないことも多く、そうなると売り物にならなくなるため、常に「早めの水やり」が必要になるのです。
が、それで根腐れが起きる事はまずなく、仮に根腐れを起こしたとしても、その原因は「水以外」にあるのです。
それでは、何故「水のやりすぎで根腐れが起きる」というようになったのであろうか。
それは・・・・。
「結果からの当て推量」であろう。
ちなみに、根腐れが起きると根は水を吸えなくなるが、初期の根腐れだとほとんど誰も気が付かないため、それまでと同じように水をやる。
そうすると・・・・。
あたかも鉢の中は「水をやり過ぎた」と言った感じになり、それで「水をやり過ぎると根腐れを起こす」という短絡的な答えになるのです。
そして、根腐れを恐れて水遣りを減らし、その結果「植物をダメにする」ということの方は、「根腐れでダメにする」よりはるかい多い事に誰も気が付かないのです。